茨城県西市議会議長会の研修で、千葉県佐倉市を訪問。
庁舎管理にファシリティマネジメントを取り入れた取り組みを拝聴してまいりました。
持続可能な自治体を模索していく中で、今後の人口傾向や財政を含め、
庁舎の維持管理、面積の縮減などの取り組みが全国的になされていますが、
単にコストを考えた中での縮減だけでなく、質の向上、機能をしっかり維持した中での
様々な取り組みを拝聴しました。
施設改築時に土地の交換による仮施設設置コストの縮減
図書館と学校を併設して学校図書室の縮減
学校耐震化工事においてすべての建物を耐震化せず
機能を分散して棟を縮減
消防署本署を分署としてリニューアルするにあたって
減築による縮減+耐震化費用の削減
大学との共同研究による公民館改築の基礎調査
独立して存在していた地域公民館・児童センター・図書館を
複合施設として統合化
市有財産の一時貸付
学校プールの縮減+民間プール活用
各施設に一意のIDを付与し、施設維持管理に関する会計支出時に
項目にIDを付与することにより施設ごとの維持管理費の明確化
など、いろいろな手法を用いての施設管理を行い、
これらの業務を「資産経営部」という部として執り行うことで
他の部局をしっかり支えたり、時には強いリーダーシップで
計画遂行をするなど、公共施設適正化計画の数段先を進んでいる
考え方での取り組みでした。
個々のとりくみ1つ1つが先進的で、個別に話を伺いたいくらいの内容。
大変すばらしい事例を学ばせていただきました。
関係者の皆さん、ありがとうございました。